物置の片付け/石炭編

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2020年07月01日

物置の片付け/石炭編

整理・片付けのご依頼の中には、よく物置の不要品の片付けがあります。

今回は少し変わったものを片付けました。

それは今時珍しい石炭です。むかしは普通に石炭を焚いて暖をとって生活をしていたようです。

このたびお家をご売却するので、物置の中のものを整理しなければなりません。長年使っていた物置の中にはいろいろな物が思い出と一緒に詰まっています。

なかなか捨てれらない物もありますが、石炭は処理しなければどうにもなりません。
それでも昔は「黒いダイヤ」ただ捨てるのはもったいないような気もするので、なんとかリサイクルできないものか。
なにやら奥の木屑の中に黒い影がっ!逆にこちらの様子を伺っているかのように静かに視線を送っている物体S!

さてさてこの石炭を再利用することができるのかどうか?

まずは札幌市の環境事業部に問い合わせです。通常石炭はどのように処分したらよいのか?

a回答 「普通に黄色いゴミ袋に入れて燃えるゴミの日に出してください」

とのこと。

無理です。
山のようにある石炭を普通に黄色いゴミ袋に入れて出したらゴミステーションがパンクします。
っていうか、その前に自分たちがパンクします。

そうですか。燃えるゴミで処理できるなら「家庭ごみの自己搬入」でもできるものなのか?発寒や白石の清掃工場に持って行っても処理してもらえるのか?

札幌市内の自宅で発生した家庭ごみは、ごみステーションに出せない場合は自ら市の処理施設へ直接持ち込むことができます。(※あくまでも自宅のゴミを自分でということです。)

さっそく発寒清掃工場へお問い合わせ 011-667-5311

a回答 「家庭で出た石炭であれば受け入れますよ。」「ただし、なにかの要因で引火したりしたら危ないので袋か何かに入れて水で濡らしてくださいね」

とのことでした・・・・
さっ、気を取り直して、今度は本気でリサイクルを考えて。

石炭を取り扱っている業者さんへの問い合わせです。○○石炭とかで検索してみて、買っていただけないものか?黒いダイヤだし。
でも贅沢は言いません。ただでも良いので引き取ってくれないものか?

a回答 「物を見て見ないと何とも言えない」「取り敢えず引き取れるにしても、トラックで行くので引き取れる状態にしておいてほしい」
とのことです。

えっ!そうですか。やっぱり。
どちらにしてもこの状態ではどうにもなりません。
すべて土のう袋に袋詰めにしました。

作業員3人で約2時間かかりましたが、半端ない達成感!

これでようやく処理できそうです。

そして業者さんが来てくれて、黒いダイヤを見て一言。

「劣化してますね!」

まず燃料では使えない。そして会社に持って帰って敷地に砂利の代わりに敷いて使うにしても粒がデカすぎる。

結局、贅沢言わなくても引き取ってはくれず、石炭の姿は袋詰めに姿を変えただけで物置を占拠しております。

結局、最後の頼みはいつもお世話になっている札幌市環境事業公社さんへお問い合わせ
https://www.kankyou-sapporo.jp/
結論を申しますと、一般家庭から出た石炭は、一般廃棄物として少量なら黄色いゴミ袋へ入れて「燃えるゴミ」としてゴミステーションに出しても良い。 ただし、火災の恐れがあるので水で濡らした方が良い。
劣化していない石炭であれば、燃料として石炭を扱っている燃料店で買取りしてもらえる可能性有り、金額は不明。劣化していても、小粒の石炭なら砂利として自分家の敷地に敷き詰めても良いし、ただなら引き取ってもらえる可能性は大。

 今回は、(一財)札幌市環境事業公社さんに来てもらい、立米計算(1㎥1,000ℓあたり5,800円税別ではなく、キロ計算(1kg当たり27円税別)袋詰めは必須。体重計のような秤に、基本ひと袋ごと計量。でも結構アバウト。計量時間とパッカー車に投げ込むのに約1時間。

結果、重量2tの石炭は無事に処理できました。

お片付けでお困りごとがありましたら、お気軽にお問い合わせください。 

 
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